OCCIDENTAL MINDORO(西ミンドロ島)にある、パンダン島へは、マニラからの飛行機で行くルートもあるのですが、AWHのあるタガイタイからは、陸路のルートで行くことができます。まず、南下してバタンガス港まで行き、そこからフェリーで渡り、更に陸路で3時間、SABLAYANというところから、ボートで渡ります。今回は、車、フェリー、バスを使用しましたので、7~8時間かかりました。パンダン島には、北と南があり、リゾートがあるのは、北のほうです。ちょうど、PALAWANのCORONにある、CLUB PARADISEのような感じですが、グレードは庶民的で、かなり安上がりで、ダイビングやシュノーケリング、リゾートライフが楽しめます。宿泊は、コテージタイプですが、エアコンはなく、扇風機もないので、この時期はとても暑いです。野趣満点で、電気も太陽光発電の照明用しかなく、真水もミンドロ島から汲んできたものが、日毎に配給されます。
この地のすばらしいのは、スノーケリングでたくさんのウミガメと泳ぐことができることです。海の状態もほとんど荒らされてなく、島の周りだけでもたくさんのダイビングスポットがあります。実は、ダイバーたちに知られるAPO REEFに最も近いリゾートであるため、ここを拠点にするダイバーたちが欧米から集まってきます。今回は、他にあまりお客さんたちがおらず、単独でAPO REEFに行くと費用が極端に高くなるため、断念しました。
夜は星空が輝き、この時期は南十字星が見られました。交通の便が気にならない方で、キャンプ生活が苦にならなければ、問題なくここの自然美を満喫できることでしょう。
2009年11月ヒマラヤ・トレッキングの旅
サイババに会いに行くという知人に同行し、初めてインドを訪れました。ビザは、日本にいる間にインド大使館に申請しておきました。今回は初めてで何が起こるかわからなかったので、カメラはコンパクトなデジカメのみを持っていきました。マニラから、シンガポール経由でベンガロール空港に到着すると、何とサイババはそこにはおらず、PUNEというところのアシュラムのオープニングに行かれたという情報が入りました。そこで、われわれ一行は、3時間の仮眠後、PUNEへ飛んでサイババのアシュラムに行き、無事彼の姿を拝むことができました。その後MUMBAYに移り、彼のBHAJANを見学した後、CASEYは単独でヒマラヤに向かいました。デリーに到着後、バスでHARIDWARを経てRISHIKESHへ。8時間かかりました。実はフィリピンを出るときから、咳や鼻水などの風邪の症状に悩まされていて、道中は苦痛だったのです。一泊700ルピー(約1500円)の安宿にとりあえず落ち着き、体調を診ながらヒマラヤトレッキングに行こうかどうか迷っていました。リシケシュの街をぶらぶら歩いていると、誰に聞いてもわからなかったシバの像に導かれたようにたどり着きました。その直後、アユルベーダの薬をたまたま見つけ、具合が少し良くなったので、トレッキングを決意しました。
当初は、GANGOTRIからGAUMUKH、そしてSHIVLING山を望む地点まで行くルートを計画していたのですが、この時期はトレイルが閉鎖されているということで、断念せざるを得ませんでした。そこで、たまたま寄った旅行代理店を通して知ったトレッキングガイドが推奨する別なルートを辿ることになりました。それは、KEDARNATHの南、GOPESHWARから入ってCHAMOLIの近辺、CHOPTAなどの地点を通るルートで、ヒマラヤ山脈が良く見渡せる、比較的楽な道のりでした。風邪の症状があったため、その方が却って良かったのでした。
1日100ドルを払って、車をレンタル、運転手、シェフ、ガイドを雇っての興行となりました。7日間かけて、民家、テント、ローカルホテルに宿泊しながら旅を続けました。最初は咳がひどくて夜眠れなかったため、化学物質は避けている私も、そのときばかりはよほど抗生物質をのもうと思いましたが、ガイドがヒマラヤにしかないハニーとジンジャーを使った薬を作ってくれ、何とかしのぎました。しかし、眼下に拡がるヒマラヤ山脈は、その苦しさを忘れさせてくれるほど見事なものでした。
標高は最高地点で4000メートル弱。テントを張った地点では約2800メートルあり、朝夕の冷え込みは結構厳しいものがありました。数日後には大雪が降りましたので、そこで晴天に恵まれ、キャンプができたのは本当に幸運に恵まれたことでした。
CASEYの守護霊が、ヒマラヤのマスターであることから、今回の旅では、それこそひげの生えた仙人のような人に山奥で会えることを期待していました。ところが、守護霊が会わせたかったのは、今回雇ったトレッキングガイドであったことに、途中で気がつきました。彼はUTTARAKANDというその地域で有名な写真家でもあり、ヒマラヤに精通している最高のガイドだったのです。そして何よりも、ハートで感じるという大事なことを教えてくれたのです。後で聞いた話では、彼は通常は、リシケシュの旅行代理店からは仕事は引き受けないということがわかりました。デリーの旅行代理店の方が報酬が多いので、いつもはデリーの代理店を通じてしかガイドしないのに、そのときはリシケシュの知人の代理店だからということで引き受けたそうです。
守護霊の導きと愛を感じながら、他の国から来た人たちとトレッキングを続け、実によい経験をすることができました。MANDALというところの秘境にある滝に行ったとき、その手前にある寺院で出会ったBABA(修行僧)は、満面に笑みをたたえていて、隣に座らせていただくと、そこには独特の清々しい雰囲気がありました。それは、この旅で忘れられない思い出となりました。
ガンジス河上流の水で身体を洗い清め、すばらしい思い出と共にヒマラヤを後にしました。OM。
2009年八ヶ岳紅葉
オアフ島/ハワイ島写真集
ヒーリング&エコツアー・スピリチュアル・リトリート・プログラムにご参加いただきましたS.T.さん、H.K.さん、お疲れ様でした、そしてありがとうございました。スタッフ一同心より感謝いたします。
ハワイは、水や空気、マグマがすべて浄化され、循環されていく地球のおへそのような場所と言われています。磁場が強く、いたるところにスピリチュアルパワースポットがあります。疲れているときなど、エネルギーを再生するには最適な場所といえるでしょう。今回は、約1ヶ月間オアフ島のHONOLULUとWAIMANALOにある拠点を中心に、NORTH SHOREやKAILUAなどの海岸、そしてハワイ島の滝や植物園、標高4000メートル以上あるMAUNA KEA、海に流れ込む溶岩、ハワイ原住民の聖地などいろいろなところに赴きました。
マウナケア山頂では、一眼レフカメラのレンズを落としてしまい、日が沈みかけて気がついて慌てて落とした山頂まで見に行きましたが、暗くてよく見えませんでした。駐車場のある山頂の隣にある本当の山頂で、そこは歩いていかなければなりません。つまり、そこを2回往復することになったわけです。標高が4000メートルあるので、心臓の鼓動は早く、慌てて登ると息切れがします。結局その日はあきらめて帰りました。ところが、後になって写真を見てみますと(82番の写真)、何とそこに落としたレンズが写っているではありませんか。慌ててレンジャーに連絡すると、親切にもその山頂まで見に行ってくれて、レンズが見つかったと連絡してくれました。着払いで送ってもらうようお願いすると、送料はどちら持ちでもよいというので、それではこちらが恐縮なので、着払いにしてもらい、レンジャースタッフへのお礼の品をお送りしました。5日間誰も拾わなかったのも驚きですが、それにしても、このように親切な方がいらっしゃるということが、何よりも嬉しかった体験でした。
それから、ハワイの人が火の女神として信仰する「ペレ」の横顔が、103番の写真に写っております。
ボホール島写真集
フィリピンでも有数のダイビングスポットがあるボホール島。セブからも船でダイバーや観光客が集まってくるそうです。自然豊かなこの島には、30~40メートルほどの丘が無数に広がる「チョコレートヒル」や、体長が20~30センチしかない世界最小のメガネザルTARSIER(ターシャ)など、珍しい見所があります。
行き方は、マニラから国内線でBOHOL島タグビララン(TAGBILARAN)空港へ。そこから陸路でパングラオ島に渡り、その南端にあるALONA BEACHに到着。リゾート気分を満喫しながら、そこを拠点にダイビングや各種ツアーに参加できます。陸路のツアーでは、海水が入ってくる洞窟や、昼食つきのロボック川下り、チョコレートヒル、ターシャを訪れました。途中時間があったため、バタフライファームによって、蝶の写真も撮りました。チョコレートヒルの夕景を撮ろうと、運転手にエクストラを払って、日が暮れるまで滞在しました。今回は天候にも恵まれ、早朝のツアーで野生のイルカを観て、そのままバリカサグ(BALICASAG)島で2ダイブして、新鮮な車海老を満喫したりと、盛りだくさんの予定となりました。この島のダイビングは、海がまだそれほど荒らされていないので、海亀やいろいろな種類の珊瑚や海洋生物を観ることができます。シュノーケリングでも結構なものが観られます。それに、私の行ったショップは料金が格安で、1ダイブ機材、ダイブマスター、ボート込みでP1,000でした。
更に、海の夜景の撮影にも挑戦。この時期は、8時ころには南十字星が輝いていて、とてもきれいな夜空でした。
フクロウの赤ちゃん@AWH
ボラカイ島2009
AWHメンバーのほとんどが、フィリピンに住んでいながら、まだ行ったことがなかったため、活動の合間にボラカイ島を訪れることになりました。全長7キロメートルの細長い島ながら、4キロメートルの白砂ビーチが続いていて、ヨーロッパからの観光客はもとより、アメリカ、韓国、中国からも多くの人が訪れています。ダイビングなどのマリンスポーツをされる方のみならず、ビーチでのんびりゆったりして過ごしたり、ボートでシュノーケルをしながら島を一周したり、いろいろな楽しみ方ができます。朝はビーチを散歩して、浜辺で瞑想。毒素が自然に浄化されていく感じです。
毎日変化に富んだ夕焼けがすばらしく、自然のかもし出す芸術に圧倒されます。
INTERVIEW WITH FATHER SUAREZ
12月14日にRADIO VERITASというカソリック系のラジオ放送局にて、ヒーラーとして国際的に有名な、FERNANDO SUAREZ神父から、AWHの良子理事がインタビューを受けました。AWHや彼女はカソリックでもなければ、どの宗教にも属していませんが、どの宗教も否定していません。今回はヒーリングストーンにまつわるエピソードを分かち合ってほしい、という依頼を受けましたので、応じさせていただきました。SUAREZ神父は、フィリピンのバタンガス、モンテマリアというところに新しく教会を建設しているのですが、そこで採れる石にヒーリング効果があるということで、AWHの役員であるルナ先生が、ケーシー副理事にいくつかくださいました。それを彼がハワイに住む良子理事の義理の妹さんに送りました。二人は全く面識はないのですが、彼女は今年初めに大きな交通事故に遭い、生死をさまよった挙句、一命を取り留めたものの、両足に大きなダメージを受けて車椅子の状態だったのです。退院できてからも、彼女はその痛みに苦しんでおり、鎮痛薬を飲まなければ夜眠れないほどでした。ところが、その石を受け取ってからは、痛みがおさまり、薬を飲まなくても夜眠れるようになったそうです。彼女は、すべては必然で起こることを理解していて、その事故が自分の子供の扶養義務から解放された後に起こってくれたことに感謝できるほど、高い意識の持ち主です。その彼女の考え方、そして面識が無い人からもらったヒーリングストーン。愛が人を癒すということが実証されたこのエピソードを聞いて、多数の賛同の声が上がったそうです。
環境問題についても言及されましたが、SUAREZ神父もそのことについては宗教上の理由に囚われることなく、いたく共感され、地球なくしては生きられないのだと切に実感しておられました。
(((インタビューは、英語です。)))
DAPITANへの旅
ある日、何気なくフィリピンのガイドブックを読んでいたら、あるリゾートに行ってみたくなりました。その地は、よく調べてみると、AWHグループをガイドくださっているホセ・リザール先生が、生前スペイン政府により島流しにされたところであることがわかりました。そこで、急遽思い立って、10月後半に行ってみることにしました。MANILAからDIPOLOG空港へ1時間強。そこからは迎えのバンでリゾートへ。DAPITANという街からもう少し北へ行った海沿いの場所です。その途中にあるのがRIZAL SHRINEと呼ばれている、彼が4年間暮らした土地です。
到着した次の日、夜半から朝方にかけて降っていた雨がうそのように晴れ、彼が建てた簡素な邸宅と、診療所や子供たちの教育に使った家屋を見学し、そのときの彼の暮らしを何となく肌で感じることができました。
もちろん、フィリピンの美しい海でのダイビングも堪能しました。このリゾートには、ダイビングを目的に来る人は少ないとかで、周辺の海は自然の景観が比較的健全に残されているように思えました。お客さんのほとんどが現地の人で、外国人はどちらかというと稀のようです。そのため、料金は非常に手ごろに感じられました。また、さすがにシーフードはおいしいです。
リゾート周辺の丘では、夜になると蛍が見られる他、何と光るキノコを発見しました。
八ヶ岳の写真集VOL02
季節はすでに秋ですが、ようやく夏の写真の整理ができました。合宿所のお手伝いの合間に行った八ヶ岳周辺の写真集です。合宿所のある松原湖からおもむろに歩き始め、再び訪れた本沢温泉。(前回はこちらのスライドショー参照。)今回は稲子湯経由ではなく、通常なら車で途中までいけるルートを約6時間ほどかけて登りました。途中激しい雨に降られ、ほとんどの場所で撮影を断念しなければなりませんでした。しかし、雨のおかげで泊り客もお盆の時期にしては少なく、到着後の一風呂は催行でした。また、暗くなってから露天風呂に行くと、空には月が出ていて、貸切の湯船を堪能できました。
翌朝はよく晴れていて、標高2,150メートルの本沢温泉からさらに天狗岳を目指して登り始めました。今回は八ヶ岳を越えて唐沢鉱泉まで下り、その後は蓼科にある知人の山荘にしばらく滞在させていただくことになっていました。途中の尾根に出ると、トウヤクリンドウの花がたくさん咲いていました。そこから東天狗岳まではあと少し。標高2,640メートルの山頂からは、前日の雨が空気をきれいにしてくれたのか、遠くの山々までよく見えました。
そこから西天狗岳まで進み、そして標高1,870メートルの唐沢鉱泉までは急な下りが続きます。2日間かけて天狗岳を経由しての八ヶ岳越えでしたが、やはり登山のあとの温泉を計画に入れておくのが正解です。唐沢鉱泉の宿の雰囲気がよく、居心地がよかったです。風呂上りの生ビールもさることながら、私の大好きな本醸造生酒(もちろん地酒)があり、最高でした。
宿の裏手にヒカリゴケが群生していると聞き、夜光るものだと勝手に想像して、夕食後に見に行こうと思っていたところ、宿の人がそれは昼に光に反射して光る苔だと教えてくれました。そこで翌朝行ってみると、岩の隙間に緑に光る苔を確認することができました。自身では光っていないのですが、光っているように見えるのが不思議です。
その日は知人が迎えに来てくださって、山荘へ行く前に、近くにある滝を見に行くことにしました。醤油樽の滝という珍しい名前ですが、その途中に2つほど別の滝があります。簡単に往復できると思いきや、階段あり、鎖場ありの結構本格的な行程でした。写真撮影に思ったより時間がかかり、山荘に着いたのは2時過ぎですっかりお腹が減っていました。標高1,200メートルにあるその山荘は、昨年晩秋のころに訪れたことがあり、今回は宿泊させていただき、そこを拠点に横谷渓谷、蓼科湖、諏訪大社、蓼科高原などを訪れました。