西沢渓谷写真集

日本に一時帰国中、日帰りで西沢渓谷に行ってきました。今年は紅葉が遅れているということで、盛りにはまだあと一週間くらいといった感じでしたが、十分景色の美しさを堪能できました。コース自体は10キロで、それほど起伏も激しくなく、3時間半程度で周れるくらいと思われましたが、写真を撮りながら行くため、時間がかなりかかるのと、紅葉シーズン中ということで多くの観光客や団体が訪れており、通行に支障があったため、かなり急いで歩きました。帰りのバスの時間の最終が15時40分と早く、それまでに帰着しなければならなかったのです。しかし、トータルでかかった歩行時間は、4時間半でした。もっとゆっくり歩いて写真に時間を費やせばよかったと思いましたが、帰りに塩山温泉にゆっくり入る時間もできたので、結果的にはよい行程でした。
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ANILAO水中写真

AWHから車で1時間半ほどで行けるアニラオは、フィリピンでも屈指のダイビングスポットとされています。潮の流れがよく、多量のプランクトンに恵まれたこの海域には、様々な種類の海洋生物が育まれています。

バナウエのライステラス写真集

今回はBAGUIOに用事があり、そのついでに立ち寄ることにした、世界で8番目の不思議とされるRICE TERRACES(棚田)があるBANAUEの写真集(タイトルをクリックしてください)。ついでといってもバギオからバスで8時間かかります。以下、簡単な旅行記です。
何も予約しないで行ったのですが、バスを降りると一人の若者が出迎えて、彼の働くINNに泊まることにしました。そのINNの名前は事前にインターネットで確認しておりましたので、ちょうどよいタイミングでした。簡素なロッジでしたが、ベッド、温水シャワー、トイレつきのPRIVATE ROOMで一泊P600。とても良心的です。TVや冷蔵庫がないのはよいとして、部屋にOUTLETがなく、CELL PHONEやカメラの電池を充電するのにいちいちフロントに持っていかなければならないのが難点でしたが、CAFETERIAからのRICE TERRACESの眺めがよく、眼下を流れる川の音も心地よく、よいところでした。ただ、食事はおいしくありませんでした。しかし、地元のRICE TERRACESのお米を使って作られたRICE WINEがあることを発見。試飲してみると、かなり甘い発泡酒のようなお酒でしたが、結構地元の波動と合ってなかなかの味だったので、購入しました。1リットル100ペソの安さ。
BAGUIO、BANAUEはマニラ近郊に比べ、物価が安く、誠実な人が多いように見受けられました。
翌朝、その若者がガイドしてくれるというので、TAPPIAHという滝のある場所までハイキング。TRICYCLEで1時間、そこから2時間歩いてBATADという別のライステラスに到着。その休憩所で、ランチを食べたのですが、その土地にしかいないという蜂の蜜を味見させてもらいました。他のどろどろした蜂蜜と違って、さらさらしていて、ふくよかなよい香りがして、今まで賞味した蜂蜜とは格段に異なるものでした。大変気に入ったので、売ってくれというと、何とタダでくれるというのです。それでは申し訳ないので、お礼に手品を教えてあげたら とても喜んでいました。
TAPPIAH滝はそこから更に1時間。IFUGAO族は子供のときから急坂を上り下りしているので、楽々登っていくのですが、RICE TERRACESの段差を登り下りする高低差はかなりあり、山登りをたまにしている私でもかなりきついコースでした。写真に時間を費やすので、歩きを早くしなければ夕暮れまでに帰れません。滝は結構大きく、20~30メートルくらいあるでしょうか。1ヶ月前に土砂崩れで3名が重傷を負ったという場所も通りましたが、何とか無事に宿へ帰着。その日は相当疲れていたのですぐに床へ。部屋へ上がる階段もきついほど筋肉痛に...
次の日は、同じガイドが温泉があると知らせてくれたので、温泉マニアの私としては行ってみることにしました。そこにも RICE TERRACESがあり、違った景観を楽しみながらバイクで1時間、道がよければ20分くらいで行ってしまうでしょう。しかし、途中で湧き水があったりして写真に時間を費やし、のんびりとした道中になりました。温泉に行く途中のRICE TERRACEのど真ん中に彼の実家があり、食料を持参していなかったわれわれは、近くの店で購入したインスタントラーメンをそこで作りました。電気はなく、日本の明治時代のようなかまどで木を燃やしてお湯を沸かしていました。まさにSIMPLE LIFE。黒 豚、鶏、ティラピアなど飼って、自給自足の生活です。ラーメンを食べていると、農作業から彼のお父さんが帰ってきていろいろ話をしました。RICE TERRACESでとれた米を炒ったものを 出してくれました。何ともいえない米の香りのある健康食品です。彼の話によると、まだ知られていないが、蜘蛛の巣状の形をしたRICE TERRACESもあるとのことで、今度機会があれば行ってみたいと思います。そこから30~40分ほど歩くと、渓流沿いにめざす温泉がありました。ほのかに硫黄の香りがある無色透明な温泉で、砂の底から湧き出しています。川の水で温度を下げて入ります。たまにかき回さないと熱くなります。お陰さまで、普通のガイドブックには載っていない、いろいろな経験ができましたので、彼がガイドでよかったと思います。
結局BANAUEでは3泊しました。マニラ行きの直行バスは夕方発の夜行バスしかないということで、朝出発のバギオ行きのバスに乗り、途中でマニラ行きのバスに乗り換えるという路程にしました。早朝4時半に起き6時半のバスに乗りましたが、乗り継ぎ、マニラの渋滞で、結局ALFONSOまでは14時間ほどかかりました。距離的には400kmくらいと思います。バスでも少し寝られるようになりましたので、長時間バス旅行もだいぶ慣れました。
ところで、旅行前に思いついたのですが、BANAUEのRICE TERRACESはもともとはRICE FIELDSとして開発されたのではないのではないかという考えがよぎりました。もしかすると、ムー大陸のときにつくられた階段状の地形が残っていて、2000年位前にイフガオ族がその地形を利用して水田として 開拓し始めたのかもしれません。ムー大陸の時に何に利用されていたのかはわかりませんし、ましてや、これはただの私の妄想かもしれません。

パラワンの写真

フィリピンにはまだ手付かずの自然が残っているところがあります。ホワイトビーチがきれいなボラカイ島はすでにだいぶ観光地化してしまいました。パラワンのコロンというところは、ダイバーの間では有名なスポットで、まだ観光地化していない海辺を楽しむことができます。天然のジュゴン(=Sea Cow)もまだ生息しています。今回はジュゴンツアーにも参加したのですが、突然現れたため、カメラを用意している間に過ぎ去っていってしまい、残念ながら撮影することはできませんでした。ずんぐりした胴体をしていますが、実は泳ぎは速いのです。(写真集を見るにはタイトルをクリックしてください。)