フィリピン・ドンソルのジンベイザメ

地球で一番大きな魚類であるジンベイザメ。英語でWHALE SHARK。タガログ語ではBUTANDING。プランクトンが豊富な、ルソン島ビコール地方、レガスピから車で1時間ほどのところにあるDONSOLというところで、今もなおこのジンベイザメと一緒に泳げるところがあります。サメといってもおとなしく、海面近くに浮上してきたときに、大きな口でプランクトンを捕食していきます。シーズンは2月から5月で、100匹以上がこの場所で確認されています。泡がでると驚かせるおそれがあるため、スキューバダイビングは禁止されており、シュノーケリングでのみ見ることができます。トレーニングを受けた有資格者が同船し、必ずサメが見られるポイントにガイドしてくれます。レガスピまではマニラから飛行機で1時間。レガスピ空港に到着するなり、富士山によく似た形のマヨン火山が迎えてくれます。夜は、ドンソル河のツアーで何千匹というホタルが観察できますが、参加したものの、残念ながら今回は突然の雨と雷で撮影することができませんでした。しかし、肉眼ではばっちり見ることができました。
ジンベイザメの撮影は、水が多量のプランクトンで濁っており、またサメの体長が10メートル近くあるため全体像がとらえにくく、ほとんどをビデオ撮影に切り替えました。

ビデオ: http://www.youtube.com/watch?v=2AOWZqbJ4T8

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それにしても、このような生物が地球に存在しているなんて、驚きです。一体誰がデザインしたのでしょうか。彼らも生命の循環を担っている生命体の一つ。一時期はボホール島で食用に乱獲されていたこともあるそうですが、絶滅させないように、直接的にも間接的にも生態系を壊さないように、皆さんで心がけましょう。